先日亡くなったばあちゃんのお葬式に、会社から豪勢な花束を贈ってもらったので、その香典返しを持っていった。見繕ったのは桑名に住んでいる妹だったので、地元の銘菓ということになった。
それがこの蛤志るこ。
その手は桑名の焼き蛤に似せた皮の中に、粉末状のあんことあられが入っている。これをお椀に入れて、お湯を注げば、あ〜ら不思議。あっという間に熱々のお汁粉のできあがりとござい。
中身も確認せずに、パブリックな机の上に無造作に置いておいた。しばらくすると背後でむせる声がした。そう、懐中しることは知らずに最中のつもりでかぶりついた被害者が続出したのだ。
慌てて注意書きのメモを入れておいた。オフィスには外人さんもいるので、英語でも書いておいたのは言うまでもない。
包み紙を剥がして
殻を割って(割らなくても可)
お湯を注げばできあがり
上手にできました!